ご挨拶

高齢者の摂食嚥下・栄養に関する地域包括的ケアについての研究

【研究目的】

社会の高齢化が進むにつれて摂食嚥下、つまり口から食べることへの関心は高くなっていることと思います。生活の場でできるだけ自立を続けたまま、摂食・嚥下に関して有効な支援を受けられる地域作りを、全国的に目指すための足がかりを本研究班で作ろうとしています。

【現状の問題点】

高齢者の摂食嚥下・栄養への対応は喫緊の課題である
医療・介護人材等有効資源がつながらない地域は多い
有効資源調査もいくつか行われているが全国調査は認められない

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【本研究班の内容】

医療資源マップ作り（冊子とウェブサイト作成）
連携モデルの提示
教育事業
軽度の摂食嚥下・栄養障害者への検診
その他

を考えております。

【本サイトの説明と展望】

このサイトは本研究班で得られた結果を紹介するだけのものではなく、今後地域や医療・介護資源がつながっていくための場となればと考えております。患者さんのご家族など一般の方にもご紹介いただきましても構いません。

１．医療資源マップ作り

摂食嚥下の問題に対応できる医療資源マップを作成しております。

情報公開に同意をいただいた医療機関のみ掲載しておりますので、本マップを使って医療機関を検索し、実際に摂食嚥下の問題への対応を進めていただければと思います。

本マップにより連携が生じた場合には、紹介元と紹介先を「お問合せ」よりご連絡いただけましたら幸いです。

なお、悉皆調査を行うことができておりませんので、お知り合いの医療機関に対して「医療機関登録・更新フォーム」よりご登録をお勧めいただければ幸いです。

また、それぞれの地域で地域包括ケアを進めるために資源マッピングなどを行う際には、本サイトから得られる情報をどのようにご活用いただいてもかまいません。ただし、その際には本資源を使用するという旨を「お問合せ」よりご連絡いただけますようお願いいたします。

２．連携モデルの提示

本サイト上にて、有効と思われる連携事例をいくつか紹介しております。連携を進めるための要点をまとめたガイドブック案の作成も進めておりますので、完成後はダウンロードの上、ぜひご自由にご活用ください。

３．教育事業

本研究班では、これから連携を目指している地域と、すでに先進的な連携が進んでいる地域とのつながりを構築することを目指しております。行政の支援も受けながら地域間連携に成功している地域の情報を何例かピックアップしております。そのような地域の見学をご希望の場合は、「お問合せ」よりご連絡いただきましたら情報交換がスムーズにできるよう支援を行います。支援の実施には、見学後の報告書提出を条件とさせていただいております。

４．軽度の摂食嚥下・栄養障害者への検診

実際に嚥下に関連する筋肉への麻痺が生じている症例は多くありませんが、むせる・声がガラガラするといった症状を持つ患者は、自立しているレベルの方にも多く見られます。

そのような患者に対する有用な検診票を「リンク集」のページでご紹介しております（新宿ごっくんプロジェクト）。

また、経口維持加算という加算の算定を考えている施設も多いことと思いますが、実際には書式が煩雑という声もよく聞かれます。こちらについても使いやすい書式をご紹介できますので、必要な場合には「お問合せ」よりご連絡いただけましたら使用に際するやり取りの支援を行います。

５．その他

医療関係者に限らず介護関係者なども自由に意見交換ができる場所にしたいと考えております。まずは本研究班で調査を行った介護関係者のうち希望があった方と、研究班の主任研究者及び分担研究者が参加したメーリングリストを作成し、自由に意見交換をしながら今後の摂食嚥下への対応の在り方や、患者紹介などを進めていきたいと考えております。参加者には制限を設けずにメーリングリストへの輪を広げていきたいと考えていますので、参加を希望される場合にはご連絡ください（準備中）。

また、ご意見や質問等ございます場合には、ご自由に「お問合せ」よりご連絡ください。

（運営協力：メディカルノート）